○29日午後3時40分ごろ、大韓航空902便で帰国したチョン・ドヨンが、カンヌ国際映画祭授賞式での華麗なゴールドのドレスとは異なり、ジーンズに赤と黒のチェックのシャツ姿で髪を後ろで結び、地味な格好で姿を見せ目を引いた。
映画振興委員会の職員から花束を贈られたチョン・ドヨンは、100人余りの取材陣が押し寄せる中、フラッシュの洗礼に戸惑いを見せ、イ・チャンドン監督の後ろに隠れるなど、恥ずかしそうな表情を浮かべていた。
手を振ってほしいとの取材陣の要請にチョン・ドヨンが戸惑っていると、ソン・ガンホが手を取ってせかしたため、チョン・ドヨンがようやく手を振った。
○この日、仁川空港に集まった100人余りの記者らによる熱い取材攻勢に、現場は大騒ぎとなった。30日に記者会見を行うチョン・ドヨンが、「会見の場でお話します」と言って空港を後にすると、多くの取材陣が後を追いかけ、転倒する人が出るなど、騒がしい雰囲気となった。
チョン・ドヨンの所属事務所側は、静かに帰国したいというチョン・ドヨンの意思を尊重し、マネージャー2人だけしか送らなかったため、混乱が大きくなったようだ。
○この日入国ロビーには、チョン・ドヨンの帰国に合わせて日本のファン10人余りが駆けつけ、目を引いた。映画『スキャンダル』を見てチョン・ドヨンを知ったというある日本人ファンは、チョン・ドヨンが姿を見せるとビデオを手に一生懸命撮影していた。
○23日からカンヌ入りしていたチョン・ドヨンはこの日、清潭洞の自宅に戻り夫と喜びを分かち合う。チョン・ドヨンの所属事務所関係者は「空港には多くの人が押し寄せることが予想されたので、2人は自宅で会うことにした。チョン・ドヨンは帰国後すぐ自宅に向かい、夫との時間を過ごしていると思われる」と語った。