『密陽』、カンヌ受賞効果でハリウッド大作と前売り率15%差に


 映画『密陽』がハリウッド超大作の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(以下、『パイレーツ・オブ・カリビアン3』)と前売り率の差を60%から15%に縮めている。これはカンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞した『密陽』の「チョン・ドヨン効果」のおかげだ。

 映画専門サイト「マックスムービー」によると、公開第1週の23日、『パイレーツ・オブ・カリビアン3』は前売り率70.7%、『密陽』は11.41%で、60ポイントもの差がついていた。

 だが、公開2週目の30日、同サイトの前売りランキングで『パイレーツ・オブ・カリビアン3』が46.08%だったのに対し、『密陽』は30.31%で、その差を15ポイントまで縮めた。

 特に、この2作品の前売り枚数を毎日の集計で見ると、『密陽』は木曜日から金曜日にかけ『パイレーツ・オブ・カリビアン3』の前売り枚数にほぼ1ポイント差まで迫っている。

 これは、『密陽』主演のチョン・ドヨンがカンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞し、観客の関心が高まったことと、『パイレーツ・オブ・カリビアン3』が週末の勢いに比べ平日の観客数を減らしているためとみられる。

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