坂井泉水さんの所属事務所、自殺説を否定

　子宮頸（けい）がんを患い、入院していた東京・信濃町の慶応病院で26日に非常用スロープから転落、27日に脳挫傷のため急逝した人気音楽ユニット「ZARD」のボーカル、坂井泉水さん（享年40、本名・蒲池幸子）について、所属事務所側は自殺説を強く否定している。

　29日のサンケイスポーツによると、坂井さんの所属事務所では「遺書がなく、病室の身辺を整理した様子もない。闘病中も弱音を吐くことなく気丈に振る舞い、病室ではノートにメモ書きで作詞するなど復帰に前向きだった。“ライブをしたい”とも漏らしていた」と自殺を否定した。

　実際に坂井さんは今秋にニューアルバムの発売を予定していた。また、3年ぶりのライブツアーも計画していた。また、入院前にはアルバムのジャケット撮影も終えており、ファンクラブの会報で近況を伝えていた。

　警察は現在、事故と自殺の両面から捜査を進めているとのことだ。