ハ・ジウォン、初の日本ファンミーティングで涙ぐむ


 日本での数少ない人気韓流女優のひとりであるハ・ジウォンが26日、東京・中野サンプラザホールでファンミーティングを開催した。

 ハ・ジウォンは1000人以上のファンが見守る中、客席通路から白のミニスカートのドレスで登場し、ファンの間を縫ってあいさつしながら舞台に上がった。

 大勢のファンを目の当たりにして「こんなに大勢のお客様が来てくださるなんて思いませんでした。緊張しますが、ホントにホントにうれしいです。日本語が本当はできないんですが、今日のために少しですが一生懸命勉強しました」と感動と緊張の面持ちで語った。

 「バリでの出来事」ではチョ・インソンがサルをとても怖がっていたことや「チェオクの剣」のアクションは自分はそれほどいやでも大変でもなかったのだが、むしろ男優さんたちの方がいやがっていたなど代表作のおもしろエピソードを披露。クォン・サンウ、イ・ソジンなど共演者からのお祝いメッセージなどが紹介されると「クォン・サンウさんとは最近もCMを一緒に撮影していた。彼はわたしをからかうのが好きみたい。でもファンミーティングのことを話したら頑張れと言ってくれた」と喜びをあらわにしていた。


 ファンからの質問にも答え、休みの日は何をしていますか、との問いには美術館に行ったり、映画を見たり、公園に行ったり、普通に皆と一緒ですよ、と答えた。女優になっていなければ、という問いには「主婦かな?」とおどけてみせたあと、「インテリアデザイナーか、先生か…でもやっぱり女優です」と大きな笑顔を見せた。

 「今までで一番印象深いキスシーンは」との質問には「バリ~のチョ・インソンさん」と答えた。その理由は、「監督がふたりのキスシーンに嫉妬があって(?)1回で絶対撮る、と言っていたのでふたりとも緊張していて、その結果彼のキスで歯が強くぶつかってしまって折れるかと思った」と答え、笑いを誘った。


 一旦中座したハ・ジウォンは、ファン・ジニの衣装であでやかに再登場。かつらは3キロの重さがあり、うつむくことができないという。その姿で自身の私物のプレゼントの抽選会を行った。

 その後再び衣装変えし、この日のために1カ月練習したという3種類のマジックを披露。ところが最初のカードマジックで少し失敗をしてしまい、本当にくやしそうながっかりした様子を見せたが、ファンの声援で気を取り直し、後のマジックを見事に成功させた。

 ファンミーティング最後のあいさつでは、感極まって目がうるみ、声もつまりながら「皆さん、楽しんでもらえましたか? 後ろの方の方、ちゃんと見えましたか?」とファンを気遣い何度も礼をし、名残惜しそうに舞台を後にした。

 その後、本当に最後のイベントとして、全員との握手会で感動の幕を下ろした。

 なお、ファンミーティングの途中で、ゲストとして若手歌手のキム・ウジュが登場。近々日本でデビューシングルの発売が予定されているキム・ウジュは「地球兄弟」「言葉にできない」を熱唱し、ハ・ジウォンのファンミーティングを盛り上げた。

東京=野崎友子通信員

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