韓国のトップ俳優イ・ビョンホンと、日本のトップスター木村拓哉がカンヌ国際映画祭のため現地入りし、注目を浴びている。
日本映画『HERO』で主演する木村拓哉と、同作品に友情出演するイ・ビョンホンは、カンヌでそれぞれの新作を通じ、16日に開幕した第60回カンヌ国際映画祭を訪れた海外の映画関係者との「対面」を果たした。
まず、イ・ビョンホンはソン・ガンホ、チョン・ウソン主演でキム・ジウン監督が手がけた新作『良い奴、悪い奴、変な奴』を通じカンヌを「訪問」した。だが、撮影スケジュールで多忙なため、イ・ビョンホン本人はカンヌ入りしてはいない。
『良い奴、悪い奴、変な奴』の海外マーケティング会社「シネ・クリック・アジア」が用意した13分のプロモーション・フィルムでカンヌに登場したのだ。
こうしたプロモーションの効果も手伝ってか、世界的に知られる米国の映画専門誌「バラエティー」のカンヌ映画祭オフィシャル・マガジンは「映画祭の期間中に同時開催されるカンヌ・フィルム・マーケットで、フランスは『良い奴、悪い奴、変な奴』の版権を獲得した」と報じた。
一方、木村拓哉は実際にカンヌ入りした。
20日にカンヌに到着した木村拓哉は、『HERO』の制作を担当するフジテレビが主催するパーティーに出席、各メディアとのインタビューに応じた。同日のパーティーには映画『バベル』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督も出席、握手を交わし談笑したとのことだ。
イ・ビョンホンと木村拓哉は今年4月に行われた『HERO』釜山ロケで記者会見を行い、厚い友情を交わした。
『HERO』は2001年にフジテレビ系で放映された人気ドラマの映画化で、木村拓哉は破天荒だが正義感あふれるエリート検事役、イ・ビョンホンは韓国人検事役で出演している。