所属していた芸能事務所JYPエンターテインメントとの契約が10日に終了し、「無所属」となり歌手活動をすることになった「ワールドスター」Rainが、今後1カ月ほどは自分ですべて判断し、自らの価値を高める「1人CEO」になる。
現在アメリカに滞在しているRainだが、フリーになる11日からは彼を取り巻く環境に少なからず変化がありそうだ。
まず、乗る車が今までとは違うものになる。
これまではJYPが提供する米カスタム・カー専門企業「スタークラフト」社の黒いバンを主に利用してきたが、今後はワールドツアー関連スケジュール以外はプライベート・カーを利用することになる。ワールドツアーはRainがJYPに所属している時に契約したため、契約期間が終了するまでは車やスタッフなどが従来通り提供されるためだ。
最も大きく変わるのは、Rainに関するすべての契約を自分で検討し、サインするということ。テレビ出演から各イベント、多額の出演料が伴うCM契約まで直接管理する。
Rainに近い関係者は「JYPと文字通り契約が終わった状況なので、今後の活動についてはRain自身が行うことになる」と話している。
このためRainは、芸能事務所に所属していた時よりも多くの収入を得ることになる見通しだ。CM出演料を例に挙げると、これまでは所属事務所と折半していたが、これからは一般経費を除くほぼ全額を受け取ることになる。
Rainの事務所移籍は契約金だけで100億ウォン(約13億円)から400億ウォン(52億円)と言われているが、Rainは6月末まではフリーでワールドツアーに専念するつもりだ。関係者は「最終的な進路を決める時、複雑な気持ちになるだろう。Rainもこれについていろいろ悩んでいる」と話している。