イ・ジュンギ「5・18当時光州にいたら、逃げていたと思う」


 9日午前11時、ソウル押鴎亭CGVで映画『華麗なる休暇』の制作報告会が行われた。劇中、高校生キム・ジヌ役を演じたイ・ジュンギは「5・18光州民主化運動以後に生まれ、当時の状況をほとんど知らずに育ちましたが、こんなに残酷なことがあったなんて驚きました」と語った。

 カン・ジヌは5・18運動の最中に親しい友人を失い、自ら運動の先頭に立つことになる人物。

 イ・ジュンギは「わたしがカン・ジヌのように、あの時代に学生として生きていたら逃げ回ってだろうし、正面から立ち向かって行けなかったのではないかと思いますが、映画の中の人物は自由のために抵抗しました。それはすごいことだと思います」と、『華麗なる休暇』に出演した感想を述べた。

 1982年生まれのイ・ジュンギは、間接的な経験すらほとんどない5・18光州民主化運動の現場にいた人物を演じるため、「映像集や当時の記録を収めた資料を見て感じたまま、カン・ジヌを演じました」と話している。

 また、イ・ジュンギは同映画に出演することになったきっかけについて、「恥ずかしながらまったく知らなかったことを映画を通じてでも知りたかったし、意味深い作品に参加するのがうれしくて、出演することにしました」と語った。

 『華麗な休暇』は5・18光州民主化運動をテーマに作られた映画で、突然起きた事件の中でただひたすら自身と家族のため武力に立ち向かっていった平凡な市民たちの物語を描いた作品だ。

イ・ヒジン記者
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