故チョン・ダビンの恋人だったとされている俳優のカン・ヒが、チョン・ダビンの死後、初めて公式的な舞台に立った。
カン・ヒは第8回全州国際映画祭の公式行事のひとつとして、2日午後2時、全州市メガボックスで行われた映画『マイラブ・ユリエ』の観客との対話に参加した。
同作は10年間悪魔に魂を売り渡し、1人の女性の愛を手に入れてきた男と魅惑的な少女の恋物語を描いた作品。カン・ヒは同作で悪魔に魂を売り渡す男の役を演じている。
カン・ヒはこの日、映画に対する感想を問う質問に、「皆さんも愛する人は命をかけて守ってあげて欲しい」という意味深な発言をし注目を浴びた。
イベントの間中、深くうなだれたまま、正面を見ることのなかったカン・ヒは、「初めての映画なのに、お尻を見せているので恥ずかしい。ベッドシーンもあり、撮影はかなり大変だった。監督が僕を信頼してくれて、演技に対する判断を任されていたので、悩んだシーンが多かった」と話した。
カン・ヒは「ある瞬間から未来がなくなったような気がした。この席に立つのも辛い。これから演技を続けられるかどうかは僕にもよく分からない」と正直な心情を吐露した。
カン・ヒは取材陣に負担を感じているのか、すべてのメディアとのインタビューを断るなど、まだショックから立ち直っていない様子だった。