―今年の1月27日に「キャッツ」のメンバー、スンシムとしてデビューされたわけですが、デビュー前にグループ名が「キャッツ」と知った時、第一印象はどうでしたか?
「名前を聞いた時から気に入りました。簡単で覚えやすいですし。メンバーが全員ネコに似ているということもあって、“キャッツ”になりました」
―デビュー曲の「baby cats」ってどんな曲ですか?
「一言で言うと、アップテンポな曲調で、今どきの若い女性が男性を誘惑する、といった内容です。サビのリフレインでは私がリードボーカルをやっています」
―スンシムさんは伸びやかな声が印象的なのですが、誰かに声が似てると言われることはないですか?
「松田聖子さんに何度か似てると言われたことがあります」
―歌マネとかできますか?
「私は小さいことから本当に歌うのが好きで、松田聖子さん、中森明菜さん、工藤静香さんの歌とかよく歌っていました」
―先日のニュースによると、「スンシムさんの韓国語は発音・イントネーション共に完璧で、誰も日本人とは思わなかった」と報じられていましたが、新曲の収録中に発音が難しい部分とかはなかったですか?
「韓国語の発音に関しては、韓国に来てから常に苦労している部分です。韓国語のパッチム(子音)で苦労しています。日常会話では問題なくても、歌うときはその部分が聞き取りにくかったり上手く伝わらないときがあるみたいです。自分としては言ってるつもりなのに周りからは違うと指摘されることもありました」
「特に新曲の“baby cats”は、私のパートがとても早いんです。“何で外国人の綾香に一番難しいパートを任せるんだ”と言ってくれる人もいたのですが、何とかがんばってクリアしました」
―デビューアルバムで一番好きな曲は?
「私が作詞した“HU(後)…”という曲です。バラードなんですが、歌詞の内容は女性なら共感してもらえると思います。ぜひ期待して聞いてください」
―韓国語で作詞したんですか?
「もちろん韓国語です。歌詞を書き上げるのに3日間徹夜しました」
―歌詞を書く時は、最初に日本語で考えて、それを韓国語にするんですか? それとも最初から韓国語で考えて書くんですか?
「この曲に関しては最初から韓国語で考えました。最初に曲があったので。メロディーに合わせて韓国語で考えました」
―スンシムさんは1999年に大鶴綾香として日本でCDデビューして、その後ドラマなどにも出演なさっていましたね。今回韓国で歌手デビューしたことは、歌手になりたいという夢をあきらめられなかった、ということですか?
「99年に“massage to you”で歌手デビューして、その後ドラマに多数出演させていただきました。でも、もう一度ステージに立ちたい、海外デビューしたい、夢を叶えたいという思いが膨らんで、今キャッツとしてその夢を叶えることができました」
―韓国で歌手活動をする上で最終的な目標は何ですか?
「“夢は大きく”ってよく言いますよね。今日本ではBoAさんが日韓の架け橋として活躍されていますよね。私はまだデビューして2ヶ月しか経っていないんですが、これからキャッツの活動を頑張って、ソロ活動もやりたいと思っています。その後で日本に進出して、日韓の架け橋はもちろんアジアの架け橋になれたらいいなと思っています。アジア各国で大きなコンサートができたらいいなと思っています」
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