ヤン・ジヌ「デビュー前は携帯電話の営業マンだった」


 俳優ヤン・ジヌがデビュー前、オーストラリアで携帯電話の営業マンをしていた事実を公表した。

 ヤン・ジヌは最近、スターニュースとのインタビューで、「大学のころから両親の助けを受けずに、いろいろなアルバイトをしながら生活してきた」と話した。

 オーストラリアのクイーンズランド工科大学で国際経営学を専攻したヤン・ジヌは、「オーストラリアで携帯電話のセールスマンをした。一生懸命営業したが、成績は中程度だった」と笑った。

 2002年SBSドラマ『大望』で芸能界にデビューしたヤン・ジヌは、「芸能活動を始めた後、一時苦しい時期もあったけれど、そのときも親の援助を受けたことはない。結婚も自分でお金を貯めてしたいと思っている」と話した。

 2004年に放送されたSBSドラマ『マジック』の後、パッとしない時期が続いたヤン・ジヌは、「スターになるためにこの仕事を始めたわけではないが、この仕事が自分に合っているのか真剣に悩んだ時期もあった」と話した。

 しかし2005年、日本のTBSドラマ『ヤ・ク・ソ・ク』に出演してから、ヤン・ジヌの俳優人生は転機を迎えた。

 ヤン・ジヌは「韓国では撮影直前に台本を受け取るというやり方でドラマを撮影していたのに、日本では映画のように決められたスケジュールに合わせ、作品を撮影していた。文化的な衝撃だった。毎晩、十分に練習することもでき、やりがいを感じた」と話した。ヤン・ジヌはこの作品で、日本で韓流スターとして認められ、大阪や東京でファンミーティングも行なった。

 「日本ではほかの作品からもオファーを受けた。しかし韓国でもっと俳優として認められたかった」とヤン・ジヌは話す。

 『黄山平野』で映画デビューしたヤン・ジヌが最も大切にしている出演作は映画『青い自転車』。同作で右手のない青年を演じたヤン・ジヌは、「台本を受け取ったとき、この役を絶対に演じてみたいと思った。監督とたくさん話し合いながら撮影した貴重な時間だった」と話した。同じ時期に撮影した『同い年の家庭教師2』と同時に上映されることになったが、「真心のこもった作品は観客がすぐに分かるだろう」という言葉をそれぞれの作品に対する説明の代わりにした。

 ヤン・ジヌはキム・ユンジンが出演することで話題を集めている映画『セブンデイズ』では、秘密の鍵を握る精神病患者として出演するなど、作品ごとに変身を試みている。また、昨年、撮影を終えた映画『伝説の故郷』も今年夏に公開されるなど、休みなく観客の前に姿を現す予定だ。

 「最近シナリオを書いているが、その内容を映画『中天』のキム・ソンス監督にそっと話したところ、なかなかいいキャラクター設定だとほめてもらった。完成したら見せたいと思っている」と話す。

 演技に燃えるヤン・ジヌ。今年の夏は飛躍の大きなチャンスになることが期待される。

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