キム・ギドク監督「低予算で映画制作する自信ついた」


 キム・ギドク監督が14番目の作品『Breath』を制作する過程で苦しい時期があったと吐露した。

 キム・ギドク監督は30日午後、ソウル鐘路シネコアで行われた映画『Breath』の記者懇談会で、「『Breath』を制作する過程で苦しい時期があった」と話した。キム監督は「日本が韓国映画に対する投資を中断し、直接的な影響を受けた。僕に投資する日本のスポンサーも投資を中断し、一時、これからどのように制作をすればいいのか悩んだ」と話した。

 また、「韓国の配給会社であるスポンジが3分の1を、海外への販売で3分の1を、僕が3分の1を投資し、計3億7000万ウォン(約4630万円)で制作した」とした。これは韓国映画の平均的な制作費30億ウォンの約10分の1にしかならない制作費だ。

 キム監督は撮影回数も9回にしかならなかったとし、「制作費を減らすことが韓国映画が生き残る道であると考える。低予算でも映画を制作できるという自信がついた」と話した。

 同作は死刑を待つ男と夫の浮気により絶望している女の恋を描いた映画。公開は4月19日。

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