ソン・ガンホとチョン・ドヨンが映画『密陽』の出演料を通常の半分で受けていたことが明らかになり、注目を浴びている。
ソン・ガンホは29日午前、映画『優雅な世界』の公開に先立ち、スターニュースと行ったインタビューでこのように明らかにした。
2人は映画『密陽』に出演する前、同作の純制作費の規模が韓国映画の平均制作費(40億ウォン〈約4億9800万円〉)よりも少ないということを知り、自ら出演料のカットを申し出たという。
ソン・ガンホはこの日のインタビューで「具体的な金額は明らかにできないが、これまで受け取ってきた出演料の半分程度」と話した。
また、「作品の制作規模に合わせて出演料を策定し、映画が興行に成功すれば、その収益の分だけ、すべてのスタッフと分け合うという方法が望ましい」とし、韓国映画が沈滞している原因のひとつとされる「俳優の高額出演料」に対する考えを述べた。
「俳優も共同で作品に対し責任を取るべきであり、そのような方向に進んでいる」と強調した。
ソン・ガンホは映画『グエムル』の制作初期に、自身の出演料を作品の制作に投資している。ソン・ガンホは「初期の投資がうまく行かなかったため、自分も投資をすべきだと思い、そのようにした」と説明した。
4月5日に公開される映画『優雅な世界』(ハン・ジェリム監督)でソン・ガンホは、40代前半の父親として、家族のために暴力と不法の世界へ向かう暴力団のボスを熱演している。