シン・スンフン、日本の企画会社と契約し本格進出へ

コンサートも大盛況


 韓国歌謡界の「バラードの皇帝」シン・スンフンがいよいよ本格的に日本市場に進出する。

 2004年10月に日本で初公演を行ったシン・スンフンが、それから3年を経て日本のマネジメント会社と契約、日本進出に乗り出した。

 シン・スンフンは7月にシングルを、9月にはセカンドアルバムをリリースし、日本で活動する予定だ。

 シン・スンフンは16年のキャリアを持ち、アルバム10枚・総売上枚数1400万枚という記録を持つ自他共に認める韓国のトップシンガー。そのシン・スンフンが韓国での成功を足がかりに日本へ進出することは、非常に意義深い。

 本格進出を祝うかのように、シン・スンフンは10・11日と2日連続で東京国際フォーラムAホールにおいて大規模なコンサートを開催した。5000席という超大型会場での公演は、両日とも前売り券が売り切れとなり、日本の関係者を驚かせた。

 韓国でもファンの多い「癒し系」ピアニストで作曲家の倉本裕基は「シン・スンフンが日本で成長するスピードは目を見張るものがある。今日の公演を見たが、歌はもちろん、日本語力もすばらしい」と絶賛した。倉本裕基は以前にもシン・スンフンの歌について「独特で美しい」と評価している。

 シン・スンフンの日本国内でのマネジメントを担当する株式会社プレミアミッションジャパンの吉田雄生社長は「彼は非常に独特な魅力を持つシンガーだ。今シン・スンフンのような男性バラードシンガーの登場が待たれている」と話す。

 日本大学芸術学部の客員研究員として来日し、コンサートを訪れた中堅タレントのユ・インチョンも「日本で研究を始めて4カ月にして初めてコンサートに来た。とても活気に満ちたパフォーマンスで我を忘れた」と話している。

 公演直後、シン・スンフンは「2004年の日本初公演以来、日本のファンの目が大きく変わったことを肌で感じている。本当の実力で日本市場で勝負したい」と語った。

 今回のコンサートは今月3日に名古屋の愛知県芸術劇場で1回、5・6日に大阪フェスティバルホールで2回行われたツアーの最終公演で、観客動員数は合計約1万 8000人に上った。

東京=キム・イング記者
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