映画『優雅な生活』で家庭を持つ40代の暴力団を演じるソン・ガンホが、結婚生活は演技の糧だと語った。
ソン・ガンホは5日、ソウルの建国大学ロッテシネマで行われた『優雅な世界』の制作報告会で「今年で結婚11年目を迎えるが、今回の作品では結婚生活の経験が役に立った」と話した。
「同作は暴力団の話というよりは、平凡な40代の家長が経験する日常を描いた作品。僕も家ではよい父親、よい夫でありたいと思うし、外ではいい俳優でありたいと思う。そのような経験が演技の役に立った」と説明した。
また、「ナチュラルなソン・ガンホとして演じる部分が多い。何者かを演じるというよりは、ありのままの自分を見せているつもり。興行性の高い映画と作品性に比重を置く映画を区分して出演するつもりはない。それはすべての俳優が同じだろう」と話した。
平凡な家長になろうと努力する40代の暴力団の話を描いた『優雅な世界』は4月5日に公開される。