グループ東方神起のコンサートチケットの詐欺事件が相次ぎ、警察が捜査に乗り出した。
現在、東方神起のホームページの掲示板には、東方神起コンサートのチケット詐欺に遭ったという被害者からの書き込みが殺到している。掲示板で被害申告を受け付けているネチズンは、「12日現在、150人の被害者が発生しており、被害金額は1100万ウォン(約137万円)を超える」と主張した。ファンたちはポータルサイトに「詐欺師のキム○○を捕まえるための同好会」まで開設し、被害者を集めており、このうち6人は水西警察署に、3人は松坡警察署に捜査を正式に依頼している。
犯人らはインターネットポータルサイトに「東方神起のコンサートチケット求む」という書き込みをした少女ファンに、「入金した人順にチケットを売る」と接近した。そして携帯電話で口座番号を教え、その口座に入金するよう指示した後、連絡が取れなくなったという。定価6万6000ウォン(約8200円)のチケットを購入するために22万ウォンを入金した被害者もいた。
警察は同様の手口で被害を受けた人が多いと見て、捜査を進めている。警察の関係者は「東方神起のチケット詐欺は被害者のほとんどが未成年であるという点でゲームアイテム詐欺と類似点が多い」とした。
これと関連、東方神起の公演企画会社側は「コンサートを前に、前売りチケット販売サイトで個人同士の取り引きを試みる書き込みを削除し、1人当たりの購入限度も4枚までに制限した。さまざまな方法でファンが詐欺の被害に遭わないようにしているが、個人同士の取り引きを阻止するのには限界がある」と話した。東方神起の所属事務所と公演企画会社は、警察が要請する場合、積極的に捜査に協力する方針だとした。