ソン・へギョ主演の映画『黄真伊』が東南アジア4カ国に先行販売されるなど、公開前から海外の映画界で高い関心を集めている。
制作会社のシネ2000は26日、「『黄真伊』がマレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムなどに先行販売されるなど、熱い注目を浴びている。ヨーロッパの映画関係者も、マーケットを通じて公開したポスターに強い関心を見せ、5月のカンヌ映画祭のラインナップで注目すべき映画だと言っていた」と語った。
最近、ベルリンで行われたヨーロッパ・フィルムマーケット(EFM)において海外市場に初公開された映画『黄真伊』は、予告編なしのポスターだけでマーケットに参加したが、強烈で高潔なイメージで海外の関係者らの注目を集め、アジア地域に先行販売されるという成果を得たという。
今回公開された海外用ポスターは、韓国国内で紹介されたものよりもさらに強烈さが増している。凛々しい目つきでチマ(韓服でチョゴリ〈上着〉と対になる長いスカートのようなもの)を軽くつかんだ黄真伊の神秘的な姿にモダンな感じの花模様を刻み、「女王の心臓、賤民の魂(QUEEN AT HER HEART, HUMBLE IN HER SPIRIT)」というメインコピーと「天が送った朝鮮歴代最高の妓生(キーセン=芸妓)(The most divine courtesan Joseon has ever known)」というコピーを通じ、キャラクターに対する好奇心に加え、映画に対する期待を高めた。
特にメインコピーの場合、エリザベス女王とジプシー・カルメンの人生を同時に生き、ジャンヌ・ダルクの時代の抵抗性とマリリン・モンローの性的魅力を同時に持ち合わせていた「黄真伊」というキャラクターを表現、「黄真伊」に馴染みのない海外の映画関係者らに強くアピールした。
映画『黄真伊』は北朝鮮の作家、ホン・ソクチュンの同名小説を映画化したもので、10日にクランクアップし、今春の公開を控えている。