離婚後、暴行や流産などをめぐり攻防を繰り広げてきたイ・チャン(本名クァク・ヒョンシク)とイ・ミニョンが、警察署で実に11時間にもわたり、双方の供述で食い違っている点に関して事情聴取を受けた。
ソウル銅雀警察署は25日、イ・チャンとイ・ミニョンを警察署に出頭させ、調査を行った。イ・チャンは午前9時ごろ警察署に到着し、車の中で待機していたが、9時20分ごろ警護員2人に付き添われたイ・ミニョンが姿を見せると、一緒に捜査官のところへ出向いた。
警察関係者は「イ・ミニョンさんが暴行が行われたと主張する車の中で今月14日に現場検証を行ったが、2人の陳述が大きく食い違っているため、本日双方に質問をした」と説明した。
警察は、「イ・チャンの暴行が流産の直接的要因になった」というイ・ミニョンの主張の真偽を確かめることに焦点を当て、事情聴取を行ったという。午前9時30分ごろ始まった調査は、午後8時30分過ぎにやっと終了した。
最も供述が食い違っていた部分に関する質問に対し、イ・ミニョン側の弁護人は「被告人イ・チャン側が容疑の一部を認めたものの、一部については否認した。しかし、否認した部分についても後ほど認めるものと信じている」と語った。
イ・チャン側の弁護人は「暴行容疑の一部は認めた。しかし、告訴人(イ・ミニョン)が車の中で左脇腹を足で蹴られ、転がり落ちて子供を流産したという点については否認した。今後、具体的な証拠を準備し、再調査に応じる」と強調した。
彼らは供述が食い違っている点に関し、今後2度目の事情聴取に応じる予定だ。
イ・ミニョンは結婚直後の昨年12月に別れたイ・チャンに日ごろから殴打され、その結果子供を流産したと主張、1月初めにイ・チャンを告訴していた。
一方、この日ケーブルチャンネルetnの『キム・ギョンミンのお笑い天国100%』の司会を務めるコメディアン、キム・ギョンミンと制作陣が銅雀警察署で「イ・チャンさん、イ・ミニョンさん、元気を出してください。家庭は大事です。夫婦げんかは刀で水を切るようなもの(争ってもすぐ仲直りすること)だから」と書かれたプラカードを手に持ってデモを行い、目を引いた。