さすがである。俳優ユン・テヨンと女優イム・ユジンの結婚式の見所は、その規模と政財界および芸能界のそうそうたる面々を集める人脈にあった。ユン・テヨンは人気俳優ではあるが、その前にサムスン電子の尹鍾龍(ユン・ジョンヨン)副会長の長男だ。バレンタインデーのイベントでにぎわう14日午後5時、ソウル市奨忠洞の新羅ホテルで複数のホールを借り切ったのを見ても、その盛大さは想像がつく。
挙式が行われたのはダイナスティーホール。プレスルームは迎賓館2階、そしてメイン式場に入場できない招待客のために新郎側・新婦側と別々に2つのホールが用意された。事実上ホテルの宴会場を丸ごと借り切ったことになる。当初の通知どおり、祝儀や花は一切受け付けなかった。その代わりというべきか、招待客と取材陣全員にホテルの高級コース料理が振舞われた。この日お祝いに駆けつけた人は約3000人。食事代だけでもざっと見積もって1億ウォン(約1300万円)を軽く上回る。仲人は李御寧(イ・オリョン)元文化部長官が務め、司会はユン・テヨンの友達でコメディアンのキム・ジェドンが引き受けた。そして式場にはクラシック『私が天使の言葉を話そうとも』が流れた。招待客の面々も華やかだった。
李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長、李憲宰(イ・ホンジェ)元副首相、陳大済(チン・ジェデ)元情報通信部長官、黄永基(ファン・ヨンギ)ウリ銀行頭取ら政財界のVIPが出席した。李相浣(イ・サンワン)サムスン電子社長、金淳沢(キム・スンテク)サムスンSDI社長、李海鎮(イ・ヘジン)サムスンBP化学社長、林亨圭(イム・ヒョンギュ)サムスン総合技術院長、金応竜(キム・ウンヨン)サムスン・ライオンズ社長らサムスン系列会社関係者も勢ぞろいした。金双秀(キム・サンス)LGグループ副会長や黄禹錫(ファン・ウソク)博士の姿もあった。
芸能界からの出席者も多かった。ペ・ヨンジュン、アン・ソンギ、チェ・ミンス、パク・サンウォン、パク・サンミョン、キム・レウォン、チャン・ヒョク、キム・ソナ、チョン・リョウォン、イ・ジョンジン、イ・ヘヨン、カン・ホドン、パク・スホン、ユン・ジョンス、チョン・ジュンハら各ジャンルの友人・知人が式場を訪れた。
第2部の披露宴では作家の崔仁浩(チェ・インホ)が「月下氷人」をテーマに祝辞を述べ、乾杯の音頭を取った。歌手リナ・パークは甘い声で結婚を祝う歌を歌った。新婚旅行はユン・テヨンが出演するMBCドラマ『太王四神記』撮影のため延期され、新居はユン・テヨンが住んでいるソウル市清潭洞の家をそのまま使うことにしているそうだ。