トップ女優チョン・ドヨンが涙した。
チョン・ドヨンは3日、慶尚南道密陽でイ・チャンドン監督の新作映画『密陽』の全撮影を終え、スタッフの前で感激の涙を流した。
撮影は昨年9月中旬のクランクインから5カ月に渡った。
この日、チョン・ドヨンは『密陽』で共演したソン・ガンホ、イ・チャンドン監督、そして全スタッフを招待し、クランクアップを祝う打ち上げパーティーをセッティングした。
チョン・ドヨンは「とてもつらい思いをしました。スタッフの皆さんに感謝します」とあいさつしたものの、結局その後は言葉にならず、涙を見せた。
計75回に渡った撮影日程で、チョン・ドヨンは74回も撮影に臨まなければならないほど、出演シーンが多かった。また、昨年12月には貯水池でのシーンで寒い中、長時間水の中に入ったまま撮影を続けたため、低体温症となり倒れてしまった。
チョン・ドヨンの脳裏にはつらい撮影の1コマ1コマがよぎり、それが涙となったようだ。
映画『密陽』は、密陽を舞台に夫を亡くし子供と共に生きる30歳の女性と、自動車整備工場を経営する中年男性との愛を描いた物語。今年5月に公開される予定だ。