チョン・ウソンが出演するジョン・ウー監督の三国志映画『ザ・バトル・オブ・レッド・クリフ(赤壁之戦)』(原題)が2部作で制作される。
第57回ベルリン国際映画祭の期間に機関紙を発行している映画専門誌バラエティーは、最新号で「ジョン・ウー監督が演出する『ザ・バトル・オブ・レッド・クリフ』がアジア最大規模の制作費で制作され、1部は2008年北京オリンピックの前に、2部は来年末に公開される予定」と報道した。
同作には5000万ドル(60億6900万円)から7500万ドル(91億400万円)の制作費がかかるとされているが、実際の制作費はこれをはるかに上回る見通しだ。3月28日にクランクインし、中国北京近くのセットなどで9月末まで撮影が行われる。制作陣は赤壁之戦シーンの撮影に計200隻の船舶を動員する予定だとしている。
また、アジア地域では各2時間の2部作で公開される予定だが、それ以外の地域では2時間30分の長さで公開される予定だ。
バラエティー誌はまた、同作が既にベルリン国際映画祭の期間に行われているヨーロッパフィルムマーケット(EFM)で先行販売された、と関係者の言葉を引用して伝えた。しかし配給先については明らかにしていない。
同作はチョン・ウソンのほか、チョウ・ユンファ、トニー・レオン、渡辺謙などが出演し、三国志の大きな見せ場のひとつである赤壁の戦いにスポット当てた壮大なスケールの作品となる予定だ。