第2次世界大戦終結後、1946年の東京で日本がアジアに対して犯した戦争犯罪を審判した実際の事件を映画化した『東京裁判』が、3月1日の抗日独立運動記念日に公開される。
同作は1945年8月15日、日本の天皇の降伏宣言により終戦を迎えた後、米国・中国・英国をはじめとした11カ国を代表する11人の裁判官が東京に集まり、A級戦犯28人に対する裁判を行った歴史的な事件を描いたもの。
この作品は中国で公開1週間で1000万元(約1552万円)を超える大ヒットを記録し、2006年の「必ず見るべき映画」に選ばれるなど、中国全土で話題を集めた。
また、2年6カ月にわたる裁判の期間中、818回の開廷、1194人の証人、計1200ページに及ぶ判決文、法廷記録4万8000ページという驚異的な記録を起こした史上最大の国際裁判をそのまま描いた作品だ。