映画『グエムル‐漢江の怪物‐』で兄弟として出演したソン・ガンホとパク・ヘイルが4月、スクリーンで対決する。
ソン・ガンホは映画『優雅な世界』、パク・ヘイルは『極楽島殺人事件』をそれぞれ次期作にし、スクリーン対決を繰り広げる。
2人の対決は『グエムル』で興行パワーを見せつけた点以外でも、さまざまな面で注目を集めている。
『グエムル』のポン・ジュノ監督が演出した『殺人の記憶』でもソン・ガンホとパク・ヘイルはそれぞれ刑事と容疑者を演じた。また、パク・ヘイルの前作『恋愛の目的』の演出家が『優雅な世界』の監督でもある。
映画の中のキャラクターも興味深い。ソン・ガンホは暴力団員となり、平凡な家庭を夢見て右往左往する。専業主婦の妻と留学中の息子、中学生の娘を持つ家長が、家族愛の実践を目標に、暴力団を“運営”していくという物語。
パク・ヘイルは名門大学出身のエリート保健所長として事件を解決していく。1986年を舞台に、孤立した島で17人の島の住民が1人残らずいなくなった事件を扱ったミステリーだ。