人気俳優クォン・サンウ脅迫事件に関わっていると名指しされた元マネージャーのペク被告とハン被告は「事実ではない」と反発している。ペク被告の弁護人側は6日、「クォン・サンウ脅迫事件に関する弁明書」で「ペク氏が暴力団の“シンハクトン”組出身だという報道はまったく事実と違っている。通常の学業を終え、エンターテインメント会社に入社し、マネージャーとして平凡な社会人生活を送っており、組とは何の関係もない」と主張した。また「現在ペク氏は検察の控訴事実をまったくの事実無根とし、無罪を主張している。今月2日の裁判所の決定により保釈が許可され拘束されていない。判決日は7日で、司法部の最終判断を待っている」と語った。
そして「司法部の判断まであと1日という時点で、容疑が誇張され、報道されていることについては、悔しさと共に裁判に影響を与えようという不順な意図があるのではないか、と疑念を抱く」と述べた。ただ「クォン・サンウに対し“マネジメント権を自分に与えなければスキャンダル情報を提供する”との覚書を書かせた点については認めた。
クォン・サンウの新たな企画会社だったY社から金を脅し取った疑いで書類送検されたハン被告は、容疑を全面否認した。
ハン被告は「昔も今も、クォン・サンウに対する人間的な愛情は変わりない」とは言うものの、強硬な捜査や虚偽の報道内容に対する法的措置を表明した。訴訟代理人の法務法人「ソリン」は「今回の事件の捜査に関し、虚偽の報道資料を配布したソウル中央地方裁判所刑事3部所属の検事らに対し、名誉毀損などの刑事告発や損害賠償請求を準備している。また、これを基に報道し、ハン氏の名誉を毀損した事案についても、取り得るあらゆる法的手段を取るほかない」としている。