検察、クォン・サンウを脅迫していた前マネージャーを起訴


 検察が、韓国国内で最大規模の暴力団をバックに韓流スターのクォン・サンウを脅迫した元暴力団の芸能マネージャー、ペク容疑者を拘束・起訴した。

 さらに検察は、所属俳優の弱みを暴露するとしてコスダックに上場している芸能プロダクションの代表を脅迫、数十億ウォンを奪った暴力団員を司法処分した。

 検察は海外の暴力団が韓流関連の芸能事業に浸透しているという状況をつかみ、捜査に乗り出した。

 検察の調査の結果、ペク容疑者は1980年代、全国3大暴力組織の一つといわれた「ヤンウニ派」の二番頭であり光州地域の暴力組織「シンハクトン派」の元組織員で、シンハクトン派を庇護(ひご)し、芸能プロダクションを運営してきたハン某氏(43)の指示でマネージャーを務め、クォン・サンウを脅迫していたことが分かった。

 これと共に検察は昨年4月、普段から親交のあったペク容疑者と日本の芸能界関係者らの依頼によりクォン・サンウを脅迫、日本でファンミーティングを行うことを要求した疑い(強要未遂)でソバン派の元ボス、キム・テチュン容疑者(57)=拘束=を馬山地検晋州支部で起訴処分とすることにした。

 検察は、バックに暴力団がついている勢力がマネージャーなどとして芸能プロダクションに浸透していたり、芸能人が無名時代に結んだ縁から、その芸能人を通じて知った情報などを悪用し、影響力を行使してきたという。

 一方検察は、海外の暴力団による韓国国内の芸能界への浸透の可能性についても捜査を行う方針だ。海外の暴力団が韓流スターらの海外活動及びキャラクター商品販売など、さまざまな利権に介入している可能性があるからだ。

 検察関係者は「海外の暴力団と韓国の暴力団が関係している可能性についても引き続き捜査を行う一方、海外の暴力団の資金流入経路を徹底的に追跡し、韓国の芸能界とのつながりを遮断する」と語った。

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