デザイナーのアンドレ・キム(72)がやせ過ぎのモデルは使わないと宣言した。アンドレ・キムは30日、「やせ過ぎのモデルはわたしのファッションショーには出演させないことにした。食事もせずに苦しんでいるモデルたちを見て、いつも胸を痛めていた。モデルはとにかく細くなければならないという強迫観念に縛られている人が多い。ファッションショーのために仮縫いをしていると、そういうモデルたちが貧血を起こすことが時々ある。病院に連れて行き、車で家まで送ってあげたこともある」と話した。
また、「予想外の事故が発生する可能性もあり、また観客のためにもデザイナーの立場からそのようなやせ過ぎのモデルは舞台に立たせないことにした」と宣言した。
「やせ過ぎると怒りっぽくなるなど、性格にも影響を与え、見ている人を不安にさせる」とするアンドレ・キムは、理想的なモデルのサイズは7号ではなく9号であるとした。ウエスト58センチ程度のやせたモデルより、60-62センチ程度の体のラインの美しい健康的な体のモデルを使いたいと強調した。