イ・ビョンホン主演の映画『夏物語』が、日本で静かなスタートを切った。日本の興行通信によると、今月27日に全国約110カ所で公開された『夏物語』は、公開第1週目の週末映画興行成績でトップ10入りを果たせなかった。
『夏物語』は、「ビョン様」ことイ・ビョンホンが出演している上、日本人が好む恋愛映画であるため、韓国で公開される前から日本側と400万ドル(約4億8千万円)で輸出契約されるなど、日本で大きな関心を集めてきた。
韓国で興行的に大成功した映画『グエムル-漢江の怪物-』『トンマッコルへようこそ』『王の男』などが日本では不振に終わったため、現地の関係者らは『夏物語』を「最後の韓流映画」と位置付け、大きな期待をかけていた。
日本で人気のチェ・ジウ主演の映画『連理の枝』が昨年、韓国映画としては唯一、日本の映画興行成績で4位を記録した。このため、韓国では興行的に振るわなかった『夏物語』だが、同じく日本で人気の高いイ・ビョンホンが出演しているため、日本での興行成績に注目が集まっていた。
しかし今回、『夏物語』の興行成績が今ひとつの結果となったため、今後韓国映画の日本輸出に悪影響を及ぼすことが予測される。
なお、『夏物語』と同じ日に公開された韓日合作映画『あなたを忘れない』は、日本での公開第1週目、映画興行成績10位を記録した。線路に転落した日本人を救おうとして命を落とした韓国人留学生、故李秀賢(イ・スヒョン)さんの実話を描いた『あなたを忘れない』は、日本の天皇・皇后夫妻が試写会に参加し、話題を集めた。