Rain、ムスリムの帳開く…マレーシア公演も大盛況


 Rainがムスリムの帳を開いた。

 Rainは27日、マレーシア・クアラルンプールのブキット・ジャリルスタジアムで行われたRainのワールドツアー「Rain's Coming」で1万2000人に及ぶ観客を集めるなど、ムスリム文化圏でも期待以上の反響を得た。

 Rainのワールドツアーを主管するスタジアムによると、コンサート開始前、マレーシア文化部の厳しい規制により、公演の映像と衣装の修正を行ったが、ムスリムの女性ファンはイスラムのスカーフ(Tudung)を被って入場し、コンサートの間中、大きな歓声をあげるなど、ムスリムの厳しい規律や統制を吹き飛ばす盛り上がりを見せた。

 この日Rainは「I'm coming」のダンスの後、腕の痛みのために苦しそうな表情を見せたが、ファンの熱い歓声に励まされ、すぐに明るい表情に戻った。また、コンサートの会場には香港の有名歌手であり俳優のチェルシー・チャンが訪れRainを激励した。




 今回のマレーシア公演の翌日、現地メディアは1万2000席の中の約5%に当たる突出舞台の内側のスタンディング席が1200リンギ(約4万1000円)で販売され、マレーシアコンサートの歴史上、最高価格のチケットとなったほか、現地メディアには最新のビジュアルアートと花火ショー、スペクタクルなパフォーマンスが2時間にわたり繰り広げられたという批評が掲載された。

 一方、2月にはRainは映画『サイボーグでもいい』でベルリン映画祭に参加し、ドラマ『フルハウス』が中国と日本で放送されたことにより、ドラマのプロモーションツアーも行うなど、忙しいスケジュールをこなす予定だ。

 Rainは3月のベトナムコンサートからワールドツアーを再開する。

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