ソン・ヘギョ主演の映画『黄真伊』の撮影が金剛山で行われる。これまで撮影を巡り北朝鮮側と話し合いが持たれていたが、ついに今月28日、主人公ソン・ヘギョと一部スタッフのみが金剛山を訪問し、撮影を行うことになった。
映画関係者は19日、「28日に出発し、一週間ほど滞在して撮影を行う予定。まだどんな場面を撮るかは決まっていない」と話した。さらにこの関係者は「現地で大雪が降った関係で、細かい日程が変更になる可能性もある」と付け加えた。
『黄真伊』の撮影が行われれば、韓国映画としては2005年の『肝っ玉家族』に続き、金剛山で撮影を行う2番目の映画となる。
『黄真伊』は、小説『林巨正(イム・コクチョン)』の作家であるホン・ミョンヒの孫、ホン・ソクジュンの同名小説を原作にした作品で、企画段階から黄真伊の主な舞台である開城や大同江など、北朝鮮での撮影を推進してきた。しかし、北朝鮮の核問題などで南北関係が硬直、北朝鮮での撮影に関する交渉が一時中断していた。
100億ウォン(約13億円)の制作費が投入される映画『黄真伊』は、奴婢のノミ(ユ・ジテ)と黄真伊の恋愛を中心に描かれる。現在、80%ほど撮影が終わっている状態だ。