話題を集めているMBCの医療ドラマ『白い巨塔』。その原作にあたる日本のドラマが21日からケーブルテレビOCNで放映される。
OCNは17日、2003年に日本を揺るがした話題のドラマ『白い巨塔』を21日の日曜日より毎週午前9時から、計11週にわたり放映することを明らかにした。
同ドラマの原作は山崎豊子のベストセラー『白い巨塔』。これをフジテレビが1978年に最初にドラマ化、医療事故・権力への野望・日本社会の不正など、当時のドラマではタブー視されていた社会の暗い面にスポットを当て、一躍話題となった。
2004年のザテレビジョンによる第40回ドラマアカデミー賞で、『白い巨塔』は作品賞・監督賞・キャスティング賞を、2004日刊スポーツドラマグランプリで助演男優賞を受賞した。
半年近く放送された同ドラマの平均視聴率は25%、最終回の視聴率は32.1%で、78年版の31.4%を上回った。視聴率が30%を超えたのは、2004年に放送された日本のドラマで唯一この作品だけで、同年のドラマ視聴率1位を獲得した。
OCNのパク・ソンジン企画編成局長は「事前製作が基本の日本ドラマでは異例の長編ドラマで、手術シーンや法廷シーンといったリアルで綿密な描写が優れている。最近の韓国版リメークの影響で、日本版の放送を求める声が殺到したのに応えたもの」と企画の意図を語った。