医学ドラマとして注目を浴びているMBC週末ドラマ『白い巨塔』のファンは、ドラマ以上の医学の専門家が多いことが分かった。
同ドラマのホームページの視聴者掲示板には熱烈ファンを自称する視聴者の書き込みが相次いでいるが、この中には医師や看護師をはじめ、製薬会社の営業社員など、関連職種の従事者が多いのが特徴。
6日から放送が始まった後、掲示板には医療現場での経験を土台にした手術シーンに対する意見が書き込まれたり、医療界の現実とドラマを比較するなど、鋭い意見が相次いで挙がっている。
製薬会社の営業社員だというある男性は、ドラマの中に登場する製薬会社の営業社員が大学病院の副院長であるウ・ヨンギル(キム・チャンワン)に札束の入ったケーキをプレゼントするシーンに対し、「実際にそのような慣行はあるが、ドラマの描写があまりにも露骨で、すべての製薬会社の社員がそうしていると思われるのではないかと心配」という書き込みを残した。
これに対し、同ドラマの制作者側は「本格的なメディカルドラマを目指し、医療界の現実と裏を余すことなく見せるという意図で制作されるドラマであるため、このような医療界の裏の世界もありのままに描いた。大学病院の医師たちの権力争いや医療事故も描く予定だが、どの程度の内容になるかに視聴者の関心が集まっている」と話した。
一方、同ドラマにこのような視聴者が集まる理由は、これまで恋愛や不倫一色だったトレンディードラマに飽きた視聴者が新しいテーマに興味を示しているためだと制作会社側は解釈している。