新年から始まるドラマでは既に多くのスターたちによる華やかな闘いが始まっている。今年は例年にないほどの激しい闘いが繰り広げられる見込みだ。
映画市場の沈滞が予想より深刻な状態であるため、スポンサーがドラマに偏り始め、主に映画に出演してきた映画俳優たちがドラマに進出している上に、軍隊を除隊した人気俳優、韓流で主に海外で活動してきた俳優が一斉にドラマに復帰するため。
ここに社会的物議をかもした芸能人もイメージチェンジを図るため、映画よりドラマに出演するなど、今年のドラマ界には数多くの大物スターが勢ぞろいする。
最も目を引くのは兵役のために長い間芸能活動を休止していたスターたちのドラマ復帰だ。昨年末、軍隊を除隊したソン・スンホンが今年上半期にMBCで放送されるドラマに出演予定なのをはじめ、ユン・ゲサンは2月から放送される予定のSBSドラマ『愛に狂う』でお茶の間復帰を宣言した。ソン・スンホンと同じ日に除隊したチャン・ヒョクと、昨年11月に除隊したホン・ギョンインもドラマで芸能活動を再開する見込みだ。
このほか芸能兵士として服務中のパク・クァンヒョンとチソンもそれぞれ3月と6月に除隊する予定であるため、今年は軍隊を除隊したスターたちの活躍が期待される。
韓流スターたちもドラマに続々と復帰する。海外活動と映画に専念し、韓国のテレビでの活動が少なかった韓流スターが、映画では韓流ブームを維持することが難しくなり、韓国での興行成績も期待以下にとどまっていることから、ドラマ出演を本格的に再開しているのだ。
まずMBCで放送される『太王四神記』のペ・ヨンジュンは、2002年KBS2で放送された『冬のソナタ』以降、最高の韓流スターに急浮上した俳優だ。そんなペ・ヨンジュンの5年ぶりのドラマ復帰作は、韓国をはじめ、日本、アジア各国の注目を集めている。相手役のムン・ソリは1999年に映画『ペパーミント・キャンディー』で芸能界にデビューした女優だが、ドラマに出演するのはこれが初めてだ。
チェ・ジウも2004年の『天国の階段』以来、3年ぶりにMBC『エアシティー』でドラマに復帰する。同ドラマでチェ・ジウは5カ国語を駆使できるほど有能ではあるが、不幸な過去で傷ついている空港公社運営処の室長ハン・ドギョンを演じる。
このほか、最近中国での活動に力を入れていたチェリムが、既に放送が始まっているドラマ『タルジャの春』に出演しており、クォン・サンウなどもドラマ出演を検討しているとされている。
このほか、長い間映画だけに専念してきたイ・ミヨンがユン・ゲサンと共演し、2月から始まる『愛に狂う』の主演を演じる予定で、カン・スヨンも『姉』の後続ドラマとなるMBC週末ドラマ『ムンヒ』に出演する予定だ。チャン・ジニョンなど映画女優のドラマ復帰も予想される。
歌手たちの演技への挑戦も関心を集めている。人気歌手SE7ENも1月10日に初放送される『宮S』で初めての演技に挑戦している。音楽市場の沈滞がさらに深刻になることが予想される中、歌手たちのドラマ進出現象は今後さらに加速する見込みだ。
しかし最近の傾向として、スター性よりはドラマの独創性やストーリーなど、ドラマの内的な完成度がヒットにつながるため、このような華やかなスターたちの活躍がドラマのヒットにどれほどの影響を及ぼすかに関心が集まっている。