たった1つのドラマで彗星のように登場した女優イ・ハナ(24)。イ・ハナは今年4月に放送された『恋愛時代』(SBS)でソン・イェジンの妹「ジホ」を演じ、一風変わったキュートな魅力で視聴者を魅了した。当時、幾つかのCMに出演したのが経歴のすべてだったイ・ハナは、このドラマでその魅力を十分に発揮し、一気にスターダムにのし上がった。
そんなイ・ハナが今度は来年1月15日に放送される『春が来れば』で主人公を演じることになっただけでなく、現在公開を控えているホ・ヨンマンの漫画を原作にした映画『食客』(チョン・ユンス監督)にも出演する。来年初めからブラウン管とスクリーンに登場し、「2007年をわたしの年にしたい」という抱負を語るイ・ハナを清潭洞のカフェでインタビューした。
-今回のドラマではどんな役を演じるのか?
「恵まれない環境で育ったために性格が曲がってしまったチェリという役。人生の最初のボタンを掛け違い、詐欺師のように生きている女性。そんなチェリがジョンド(パク・ゴンヒョン)と知り合って、人生の暖かさを知り、少しずつ変わっていく様子を描いている」
-初めての主演に対する負担は?
「この作品のシナリオを読んで、本当にこの役をやらせてもらえるのかと監督に聞き返した程、この役が気に入った。もちろん負担も感じるが、嫌ではない負担。精一杯演じたい」
-『恋愛時代』の役と比べると?
「『恋愛時代』のジホは親しみを感じさせるキャラだったが、『春が来れば』のチェリは人見知りも激しく、なかなか親しくなれない人物。どちらとも定職についていないのは同じ(笑)」
-相手役を演じたパク・ゴンヒョンはどうか?
「今回のドラマで初めて会ったけれど、演技に対する姿勢が素晴らしい俳優。ミュージカル俳優であるせいかもしれない。撮影が進めばもっと親しくなれると思う」
-有名になったと感じるか。
「撮影現場でパク・ゴンヒョンさんと一緒にいると、通りすがりの人に『あの人は誰?』と言われることがある。まだわたしのことを知らない人がたくさんいる証拠。でも年末に行われる各種授賞式でわたしの名前が候補に挙がるのをみると、少しは人気があるのかなと思う」
-最近、映画『食客』の撮影を終えたが。
「『いかさま師』で有名なホ・ヨンマン画伯の原作で、料理人を題材にした作品。ここでわたしはテレビでVJをしているジンスの役を演じる。料理人のソン・チャン(キム・ガンウ)とポンジュ(イム・ウォンヒ)の対決の裏に隠された過去を探り出す人物。期待して欲しい」
-大人しく見えるが、普段の性格は?
「少し内気な方。学生時代もいるかいないか分からないような静かな子だった。人見知りもするタイプなので、友人はわたしがこんな仕事をするとは思わなかったと驚いている」
-初恋はいつか?
「高校1年の時に知り合った人と卒業するまで付き合っていた。今考えれば青臭い恋だったけれど、当時は切なく恋していた」
-1度は必ず挑戦してみたい役は?
「演技の幅を広げるため、深い悲しみを胸に抱いている役を演じてみたい」
-ファンにどんな女優として記憶されたいか?
「わたしの顔を見るたびに喜んでもらえる女優になりたい。
また『この役はイ・ハナしかできない』と言ってもらえるような女優になりたい」