女優キム・ナムジュがノーメークで涙の熱演を見せた。
キム・ナムジュは来年2月1日公開予定の映画『あいつの声』で、子供を誘拐された母親役を演じたが、役柄上、ノーメークで通した。
キム・ナムジュは誘拐犯に息子を奪われ、執拗な脅迫電話に44日間苦しむ母親役を演じたが、ノーメークで涙を流し熱演する姿を製作スタッフは賞賛した。デビュー以来、いつも完璧なメークと衣装で「洗練美」の代名詞と評されてきたキム・ナムジュだけに、尚のことノーメークの熱演が光ったということだ。
キム・ナムジュは「メークなしは当然。役を表現するのに必要なら、もっとすごいこともできる。実話をもとにした映画。子供がどうなるか分からない状況で、自分の身なりに気を使っていられる母親はいない」とプライベートでも子供がいる彼女は、母親らしい一面を見せた。
キム・ナムジュは『あいつの声』で製作スタッフに「何かにとりつかれたような演技」と言われるほど、体当たりの熱演をした。キム・ナムジュの夫役のソル・ギョングは「キム・ナムジュさんが絶望感のあまり胸を叩くシーンがあったが、翌日見たら胸に真っ青なアザができていた。本当にすごい女優」と賞賛。パク・チンピョ監督も「『あいつの声』は名実共にキム・ナムジュの再発見となるだろう」と期待を募らせているという。
『あいつの声』は、実際に1991年に発生し、犯人が捕まらないまま今年1月に時効を迎えた「イ・ヒョン君誘拐事件」をモデルにしており、『ユア マイ サンシャイン』のパク・チンピョが監督を務めている作品だ。