イム・サンス監督、新作映画の撮影はフランスで


 映画『浮気な家族』『その時、その人々』『懐かしの庭』のイム・サンス監督がフランスに進出し、新作映画の撮影を行うことになった。

 イム監督は25日、スターニュースとのインタビューで「新作はフランスのパリで撮影する予定。韓国人俳優とフランス人俳優が共演する合作映画になるだろう」と語った。

 『浮気な家族』のフランス版ともいわれている新作映画のタイトルは『パリのとある女』。フランスで留学生活を送るエリートの韓国人女性が主人公で、彼女は東洋の女性に幻想を抱いているフランス人男性と自由な恋愛を楽しむ。「高級娼婦」と非難されながら自由奔放に暮らす女性という点では、夫の浮気と息子の死に直面し、自身の生活に大きな変化を迎えることになった『浮気な家族』の主人公と対照的なキャラクターといえる。

 昨年4月にフランスで公開された『浮気な家族』がなかなかの評判だったのに続き、『その時、その人々』が、昨年のカンヌ国際映画祭の監督週間の招待作品となったことから、イム監督のフランスでの知名度が一気に高まった。このためフランス側は、イム監督のフランス進出プロジェクトを提案し、これが実現することになったという。韓国人監督がヨーロッパに進出して映画を撮影するのは、今回が初めてのことだ。

 イム監督は「来年初め、フランス側の制作会社が決まった段階でフランスに渡り、シナリオの編集作業を行うつもりだ。来年1年間は、新作に集中する年になるだろう」と説明した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース