『朱蒙』、3度目の「特番」に視聴者は不満


 夢の視聴率50%に向け走り続けているドラマ『朱蒙』が、もう1つの珍記録を立てた。5月15日の放映開始以来、7カ月で3回もの特集番組を組んだため。

 先週、第61話まで放映された『朱蒙』だが、25・26日は本放送の代わりに『朱蒙完全征服』というタイトルの特番を上・下編に分け放送する。これは5月と10月に放送された『シン・ドンヨプの朱蒙スペシャル-神話の中の英雄に会う』と『解慕漱の朱蒙物語』に続く3回目の特番。ドラマが終わる前に3回も特番を作るのは極めて異例だ。MBCは2004年にも『宮廷女官チャングムの誓い』が「二番煎じ、過剰PR」と非難されたことがある。しかし、これも放送終了直後の『チャングム・スペシャル』が問題になった程度だ。

 これほどの状況になると、視聴者も「ひどすぎるのでは?」という反応だ。それでなくとも水増しされた内容の展開にイライラしている一部ファンは、同ドラマ公式サイトの視聴者掲示板などに非難する内容の書き込みをしている。

 IDがojg55555というネチズンは「こんなものを作って悪口を言われるのではなく、ただドラマに集中してほしい」と苦言を呈し、別のネチズンSIMONE234は「あんな特番はすべて終わってからやってもいいのに…こんな調子なら来年1月の放送からの放送は1日に2話ずつ放送してほしいくらい」と無念さをにじませた。

 もちろん、「充電は必要なこと。今後を見守ろう」という意見もある。

 LUCIONというネチズンは「制作スタッフが撮影を休みたいと願い出たと聞いた。これまでのドラマの制作状況や、作品の完成度についての論争を知っていたら、1週間くらいの放送先送りは大目に見るべき」と言う。またABAB1430というネチズンは「今、朱蒙はほとんど生放送のような状態。もしソン・イルグクさんが過労で倒れたら、責任が取れるのか」と擁護した。

 このような「水増し」非難は特番の放送前から予想されていた。そのため制作スタッフは「非難されることが分かっていても選択の余地のない私たちの立場を理解してほしい。充電後に一新してお送りしたい」と訴えた。23日の撮影を終え、29日までオフに入った『朱蒙』チームは、30日から京畿道竜仁のオープンセットで最後の撮影の長丁場の撮影を迎える。果たして制作スタッフの言葉どおり、完成度の高いドラマができるのか、見守りたい。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース