全国の初日の出スポットを紹介

 もうすぐ2006年もおしまい。真っ赤に燃え、力強く昇る太陽のように、新しい年を新たな気分で迎えるため、日の出の名所には毎年多くの観光客が集まる。

 東海岸最北端の固城から、南端の済州まで、韓国の日の出の名所を紹介する。


<江原道>

○洛山寺

 最高の日の出の名所と言われている場所。昔から洛山八景など周辺の景色が美しい上に、祈祷地としても有名であるため、訪問客の途絶えない観光名所でもある。

 枝の垂れ下がった高い松の木に雪が積もった景色も圧巻だが、銅鐘、七層石塔、紅蓮庵などの遺跡や、五峰山の神仙峰の頂上に建てられた東洋最大の海水観音菩薩像など見所が盛りだくさんだ。

○正東津

 ドラマ『砂時計』で有名な正東津は、韓国では説明の必要のない日の出の名所。

 正東津の日の出を見に来る観光客のため、無泊2日の日程で31日夜に出発する列車が特別編成される。

 正東津では重さ8トンの砂時計の回転式など多彩な日の出フェスティバルが行われ、鏡浦海水浴場と江陵市庁前の臨瀛大鐘閣でも日の出フェスティバルが開催される予定だ。


<慶尚道>

○虎尾串>

 毎年、日の出フェスティバルを開催している虎尾串は韓国で最初に日が昇る場所で、日の出と夕日が鑑賞できる場所として有名だ。

 今年で9回目を迎える「韓民族日の出祝典」で毎年たくさんのイベントを開催している虎尾串は、今年も超大型のクァメギ(干しサンマ)の塔と80メートルの長さの大型のルミナリエが設置され、どの年よりも多彩なイベントを開催する予定だ。


<全羅道>

○向日庵

 「空に向かう寺」という名前に相応しく、南海岸最高の日の出の名所とされる場所。麗水市の金烏山の山すそにあり、景色が素晴らしいことで有名。道の両側に広がるヤブツバキとカラシナの野原を歩くと、荏浦港の丘の上に向日庵が見える。向日庵は百済の義慈王4年(644)に元曉大師が建てたもの。駐車場から向日庵までは徒歩15分程度。


<済州道>

○城山日出峰

 済州の山はどこでも日の出を拝むことができるが、済州の人々はやはり周りの景色の美しい南済州郡城山邑の城山日出峰の日の出が1番美しいと話す。城山日出峰は10万年前、海の中で水中爆発した火山により誕生したもの。城山日出峰の頂上には幅600メートル、面積8万坪におよぶ噴火口があるが、日出峰の頂上から眺める日の出は圧巻。青黒い海の中から真っ赤に燃えて顔を出す太陽は、東海の日の出とはまた違った壮大な美しさだ。

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