韓国で「視聴率50%の男」と呼ばれる人気絶頂の韓流スター、イ・ドンゴンが待望の日本公式ファンクラブ設立に伴い、2泊3日の予定で緊急訪日した。
16日夜、200人余りのファンが出迎えるなか羽田空港に到着したイ・ドンゴンは、到着後から取材などのスケジュールをこなし、17日午後には東京・京王プラザホテルで公式記者会見に臨んだ。
「このたび、これまでは個々に応援してくださっていたファンの方々がひとつになって、ファンクラブという形で応援してくださることになり、大変うれしく思う」とあいさつ。「設立というだけでなく、今回はファンの方々に直にお会いできることになり、さらにうれしい。しかし今は新しい映画の準備に忙しく、ファンミーティングへの準備が十分でないことが申し訳ない」と率直に語った。
今年はドラマ『スマイル・アゲイン』以外の活動をしておらず、充電期間を取っていたとのことだが、どのような時間を過ごしたのか、という問いに、「精神的にも肉体的にも疲れていたので休養したかった。いろいろなところへ旅行をしたり、スポーツをしたりして、過ごした。特に旅は、自分を見つめ直すよい時間になった」とした。旅先は複数あるが、日本へも来たし、最近はタイに行きビーチでのんびり過ごした、と語った。
また日本のファンの印象について「これまで日本のファンは消極的で、自分が近づくと逃げてしまう、というような印象だった。それが最近は積極的になってきて、自分への気持ちをはっきり示してくれるようになり、とてもうれしい。自分もそれに答えたいのでファンの方に近づきたいのだが、それは警備の方々には迷惑なことのようだ」とジョークまじりに答えた。
1月よりスカパー衛星劇場での放送が決まった『スマイル・アゲイン』については、「これまでにはない、新鮮な要素があふれた作品。また、スイスの美しい風景なども楽しんでほしい」とし、共演のキム・ヒソンについては「経験豊富な大先輩。自分は仕事に没頭するタイプなのだが、彼女が撮影現場の雰囲気作りなどでリードしてくれた」と述べた。
今後は、映画の仕事に重点を置き活動していくとし、「映画で、より現実の自分に近い、自分らしい姿を見せたい。それがファンへの愛、期待に応える最良の方法だと思う」と語った。来年1月より撮影予定とされる映画『愛する人と住んでいますか(仮)』でどのような新境地を見せてくれるのか、期待が持たれる。
東京=野﨑友子通信員