スーパーモデル出身の女優がドラマで大活躍している。
これまでも元スーパーモデルの女優が活躍してきたが、最近改めて注目されているのは、その演技力の向上とともに、新人が続々と登場しているからだ。現在、元スーパーモデルで活躍中の女優はキム・ソナ、ソン・ソンミ、ハン・ゴウン、ハン・イェスル、ハン・ジヘ、ヒョンヨン、チェ・ヨジン、イ・ファソン、チョ・ヒャンギ、ユン・ジミンの10人。この10人は現在、芸能界をリードする女優へと成長している。
キム・ソナとソン・ソンミはドラマでの名演によりトップスターになり、チェ・ヨジンとハン・ジヘもいつも役を100%消化する熱演を見せ、多くのファンを集めている。また、ヒョンヨンとチョ・ヒャンギはドラマや芸能番組などで大活躍中で、イ・ファソンは演技活動のほか、最近はカーレーサーとしても注目を浴びている。
現在、さまざまな番組のリポーターやコメンテーターとして活躍しているキム・セロムも来年初めにドラマデビューを果たす予定だ。
中でも目に付くのはハン・イェスルとハン・ゴウン。
2人とも、ずば抜けたルックスに比べ、演技力が足りないという評価を受けてきた女優だが、今年をターニングポイントに、演技力の面でも高い評価を受けるようになった。
ハン・イェスルは週末連続ドラマ『最高のカップル』(MBC)で主演を務め、「なんて様なの!」という流行語まで作り出すなど、現在最高の人気を誇っている。ハン・ゴウンも先日、最終回を迎えたリメークドラマ『愛と野望』(SBS)のヒロインとして、一層成熟した演技力を披露した。
このほか、昨年行われたスーパーモデル選抜大会に出場したモデルたちが、早くもブラウン管を飾っている。優勝したキム・スヒョンと、メディアの集中的なフラッシュを浴びたヨン・ミジュが注目の2人だ。
この2人は現在、SBSで放送されている週末連続ドラマ『ゲームの女王』とドラマスペシャル『恋人』に出演し、女優への道を歩み始めた。2人はドラマ初出演にもかかわらず、比較的安定した演技を見せているという評価を受けている。
このようにスーパーモデル出身の女優たちが脚光を浴びる理由は、このような女性たちが女優としての資質を十分に兼ね備えているため。
1メートル70センチを超える身長に、肉感的なボディーラインで武装し、視聴者の目を楽しませる。さらに、コンテストに入賞しているだけに、演技などの才能にも恵まれている。
しかしスーパーモデル出身者が相次いで女優になることに対する懸念の声も少なくない。専門家たちは「スーパーモデル選抜大会がモデルの育成という本来の趣旨を生かすことなく、女優の供給源に転落している」と批判した。