映画『バベル』に出演した菊地凛子(26)が7日、米ニューヨークで行われたナショナル・ボード・オブ・レビュー(NBR)で演技女優賞を受賞した。
ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェットが主演した同作は、聖書の「バベルの塔」をモチーフに、米国、メキシコ、日本を舞台に撮影され、人間同士の断絶や疎通を描いた作品。助演として出演した菊地凛子は、全裸演技に挑戦するなど話題を集めた。
最優秀作品賞はクリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』が受賞した。太平洋戦争を日本人の視点から描いたこの映画は、すべてのセリフが日本語で、渡辺謙など日本人の俳優が大勢出演している。日本の人気グループ嵐の二宮和也も素晴らしい演技を見せるなど、アカデミー男優助演賞へのノミネートにも期待が集まっている。
このように、アカデミー賞の前哨戦といえるナショナル・ボード・オブ・レビューでは、今年、日本人の俳優の活躍が目立った。来年のアカデミー賞で日本の善戦が予想されると日本メディアは報じている。