韓国芸能界、冬のトレンドは「男のポニーテール」


 今年の冬、芸能界には男性のポニーテール姿が目につく。

 長い髪を高い位置でまとめたこのヘアスタイルは主に女性に好まれる髪型だが、野性的な雰囲気が漂う俳優たちがそろってこの髪型にするなど注目を集めている。

 最も注目されている俳優はMBCドラマ『朱蒙』に登場するソン・イルグク。ドラマ開始時から髪を1年近く伸ばし続けているが、これまでは扶餘宮の王子として端正な衣装を身につけていたため、ヘアスタイルが注目されなかった。最近、ドラマが本格的な高句麗建国作業に突入したことから、ソン・イルグクが長く伸ばしたヒゲと共に、縛っていた髪をほどいてひとつに結び、注目を浴びている。

 『朱蒙』のメイクを担当している関係者は「歳月の経過によってヘアスタイルも変化させた」とし、「最初は高句麗時代の髪型を検討していたが、既存の時代劇とは違うさまざまなスタイルに挑戦するつもり。今回は野性的で走る馬のような自由で活動的なイメージを表現するため、ポニーテールにした」と説明した。

 朱蒙役のソン・イルグクだけでなく、マリ役のアン・ジョンフンもこれまでヘアバンドで隠してきた髪をほどき、はつらつとしたポニーテールを風になびかせながら高句麗の建国に拍車をかけている。




 このほか、ペ・ヨンジュンのポニーテールも韓国をはじめ、海外でも話題になっている。ドラマ『太王四神記』のために今年はじめから髪を伸ばしているペ・ヨンジュンは、最近、済州道西帰浦市で行われた「韓流エキスポin ASIA」の開幕式に参加し、さっぱりとひとつに結んだポニーテールで注目を浴びた。

 俳優のユ・ジテもポニーテールの仲間入りをしている。映画『黄真伊』で黄真伊(ソン・ヘギョ)の最初の男の役でキャスティングされたユ・ジテは、時代劇に似合うよう髪を伸ばしており、最近公開された映画『秋へ』の試写会では髪をひとつに結んだ姿で登場し、関心を集めた。

 ポニーテール姿の男性スターはドラマや映画だけではない。長髪のロック歌手など髪の長い男性の多い歌謡界でもポニーテールが人気だ。ロック歌手のキム・ジョンソも長い間続けてきた長髪をひとつに結び、キュートなイメージに変身している。

 最近、バラード「愛が来ない」でソロデビューした神話のチョン・ジンもバラードの雰囲気に合わせ、髪をひとつに結んで登場し、注目を浴びている。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース