芸能界に広がる「麻薬小包」の恐怖

 「麻薬テロ」が芸能界を襲った。

 トップ歌手に麻薬入り小包を送り、巨額を要求する事件が発生していた事実が明らかになり衝撃を与えている。10月に発生した東方神起ユンホの「接着剤入りジュース」事件に続く、新たな芸能界大型事件であるといえる。

 今回の被害者は最近人気が急上昇しているトップ歌手のA氏。

 A氏は10月、数千万ウォン相当の麻薬の入った小包を所属事務所を通じて受け取った。単純にファンからのプレゼントだと思ってこの小包を開けたA氏は、中から麻薬の入った注射器と脅迫の手紙を発見して衝撃を受けた。

 手紙にはオンラインゲームで使用するアイテム口座に2億ウォンを送金せよと書かれていた。

 小包の内容を確認したA氏は検察に通報し、これに続いて自らドーピングテストを受け、麻薬服用の疑いがないことを立証した。

 一方、このような小包の配達は歌手B氏を含め、さらに3~4人の芸能人に送られていることが明らかになっている。

 業界の関係者は「被害者の中には様々な理由で通報ができない場合もあるかもしれない」とし、「同一の手口による被害が繰り返されることのないよう、検察が厳しく対処して欲しい」と話した。

 現在、検察はオンラインゲームの口座を利用している点を手がかりに、容疑者を追跡しているとされている。

イ・ジョンヒョク記者
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