キム・ナムジュ、子ども誘拐される母親を大熱演


 パク・ジンピョ監督の新作映画『あいつの声』で5年ぶりに演技活動を再開した女優キム・ナムジュが初めて心境を語った。

 4カ月間の撮影を無事終えたキム・ナムジュは「復帰作に難しい作品を選んだようだ。この4カ月間、ろくに食べることもできず、泣いてばかりいた」とし、これまでの苦しい撮影を振り返った。

 映画の中で子どもを誘拐された母の役を演じたキム・ナムジュは、ノーメイクにボサボサの髪で出演し、これまでのお洒落なキャリアウーマンのイメージとはかけ離れた姿を見せる予定。

 キム・ナムジュの所属事務所は26日、「子どもを誘拐され、もだえ苦しむ母親を演じる間、現実と演技の区別がつかなくなる程、役に没頭し、食事も眠ることもできずにいた。特に涙のシーンになるたび、激しく感情移入して自分の体を強く叩き、撮影後はいつも体中にあざが残っていたほど。共演したソル・ギョングとスタッフもキム・ナムジュの熱演に感嘆の声をもらした」と伝えた。

 「いつも笑っている楽天的な性格なので、今回の映画では生涯流す涙をすべて流してしまったような気がする。もう本来の自分に戻って、毎日楽しく過ごしている」というキム・ナムジュは、当分の間家族と一緒に時間を過ごしながら休息を取る予定だ。

 同映画は『ユア・マイ・サンシャイン』のパク・ジンピョ監督の次期作で、誘拐犯に幼い息子を誘拐された親の44日間の闘いを描いた作品。キム・ナムジュの夫役にはソル・ギョング、子どもを誘拐した犯人にはカン・ドンウォンをキャスティングし話題を集めた。来年1月公開。

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