1万9000平方メートルの巨大健康ランド「漢南スポランド」

 平日も週末も変わりなく込み合うチムジルバン(一種の健康ランド)に嫌気が差している人たちは、この巨大なメインホールに驚くこと間違いなしだ。河南スポランドは3階建ての建物だが、ワンフロアが2000坪、計6000坪(1万9000平方メートル)が丸ごとチムジルバン。

 「最近のチムジルバンは6階建てが基本という人もいるかもしれないが、階数を多くするのではなく、広々とした開放的なチムジルバンを作りたかった」というのが社長の説明。1階のプールから2階のサウナルーム、3階のチムジルバンまで。サウナに入らず、ただ一回り見学をしただけなのに1時間以上かかるほど。

 中にはムービールーム、談話室、ネイルサロン、カラオケボックス、漢方治療室、レンタル本、ジム、スタジオ(エアロビクス)まで様々な施設がそろっているのに、狭苦しいという感覚はまったくない。

 6000坪という規模が実感を持って感じられるのは3階のメインホール。階段を上がるとすぐにキラキラ光るフローリングの床が見えるが、四方に壁が見えないほど。見えるのは大型の壁掛け型テレビばかり。インテリアがシンプルなため、ますます広く見える。

 各部屋の広さもほかのチムジルバンの規模をはるかに超える。普通は2カ所か3カ所しかないプルガマ(炭などを燃やして熱くした部屋)も40~60度の部屋、80~100度の部屋がそれぞれ2つずつあり、好みによって楽しむことができる。炭は松よりもフィトンチットを多く出すという「赤松」だけを使っているという。

 「松の酸素ルーム」も広々とし、まるで巨大な丸太の山荘を連想させる。天井は3メートル以上あり、一方には滝まで流れているなど、林の中のような雰囲気を演出している。プルガマでの汗を冷ますのには最適な場所。


◆漢南スポランドは…

 京畿道安山新都市マンション団地の間にある大きな黄色い建物で、遠くからも目に付く。オープンして2カ月しか経っていないため、食堂やアイスルームなどまだ完成していない部分があるものの、清潔で混んでいないため、何度も来てしまうというのが利用者の評価。

 1階のプールは子ども連れ家族のための空間。真ん中には3つのレーンと、長さ25メートル子ども用滑り台、流れるプール、幼児プール、ジャグジーなどがある。床は滑らないようフワフワした素材を使用しており、タイルは童話のような原色を主に使用している。プール内にファーストフード店もある。

 2階のサウナはプールとつながっている。薬草風呂、レモン風呂、アロエ風呂など、サウナの施設はほかのチムジルバンと同じ程度。目につくのはヒノキ風呂。スポランド側は「700年物のヒノキをなんとか手に入れた」とし、年輪が確認できるよう、ヒノキの断面が壁にかけてある。露天風呂も人気だ。

 京畿道安山草芝洞Eマートの向かい側。ウェルビーイング利用券(2階サウナ、3階スポーツ施設、付帯施設利用可能)大人6000ウォン、子ども4000ウォン。アクア利用券(1回プール、2階サウナ、3階スポーツ施設、付帯施設)大人9000ウォン、子ども6000ウォン。お問い合わせ(031)480-1390 www. hannamspoland.co.kr

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