新世代韓流スター、ヒョンビンが初訪日


 21日、新世代韓流スターとして期待のヒョンビンが、初主演映画「百万長者の初恋」のプロモーションのため緊急訪日した。ヒョンビンが公式に日本を訪れるのは初めてのことだ。

 ドラマ「雪の女王」の撮影の厳しいスケジュールの合間を縫って同日、日本に到着したヒョンビンを成田空港で出迎えたファンは1500人。その後都内ホテルで行われた記者会見にも200人以上のメディアがつめかけ、ヒョンビンへの注目度の高さがうかがえた。

 初の日本で、それもたったひとりでの会見ということもあってか、会見中は始終水を口にするなどかなり緊張した面持ちだったが、記者の質問を丁寧に受けていた。

 映画で一番大変だったことは、という問いに「富豪の役なので高級車を乗り回していればいいのかと思っていたところ、グラウンドを延々と走らされ、それが一番大変だった。マラソン(という映画)に出ているのかと思ったほど」などとユーモアたっぷりに答えた。


 有名監督との仕事だったことについての感想を求められると「(キム・テギュン)監督は自分がまだまったくの新人だったころに会った折に、非常に親切にいろいろなことを教えてくれて、それ以来一緒に仕事ができれば、と思っていたので大変うれしかった。年は離れているが、兄と弟のように親しくしていただいた。とても和やかに仕事ができた」と述べた。

 また、この映画で伝えたいことは、という質問に、「純粋な愛というものを伝えられればうれしい。自分もこの映画でとても純粋になれた。そして映画を見た方にも、そんな気持ちを持ってもらえればうれしい」と締めくくった。

 ヒョンビンは会見の後、都内某劇場に移動、プレミア試写会での舞台あいさつに出席した。発売後10分でチケットが売り切れたという人気の試写会では、ファンの熱い視線と歓声のなかに笑顔で手を振り、ファンをていねいに見回し「初訪日の自分をこんなに思ってくれてありがとう」と感謝の意を述べた。

東京=野﨑友子通信員

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