ソン・スンホン「芸能生活10年、僕は恵まれていた」


 15日に除隊した俳優ソン・スンホンが、2004年に不法に兵役を逃れようとしたことについて償うため、兵役中にボランティア活動を行っていたことを明らかにし、「大人気ない行動」に謝罪の意を表した。

 2004年に兵役逃れ行為が発覚、身体検査を受け直した後、11月に江原道春川市第102補充隊を経て入隊、芸能兵としての活動も断り、陸軍第15師団で砲兵として普通の兵役を送ったソン・スンホン。15日の除隊後、初めて公の場として記者懇談会に姿を現し、兵役中に福祉施設「愛が花咲く家」でボランティア活動をした経験を語った。

 ソン・スンホンは18日午前11時、ソウル市論峴洞のインペリアル・パレス・ホテルで行った「ソン・スンホン アジアファンミーティング2006」記者懇談会で、「兵役は当然のことだから、2年間務めたからといって入隊前の‘大人気ない行動’が許されたとは思っていません。これからどれだけ成長した姿をお見せできるかにより、多くの方々が許してくださったり、厳しく叱ってくださったりするだろうと信じています」と語った。

 そして「軍隊に入ったことで、10年間の芸能生活で、いわゆる‘公人’として不自由な思いをしたことがなかったと気付いた。一番大きくても10歳という幼い子供たちと過ごしたことで、僕がどんなに恵まれた生活を送ってきたか分かった」と素直な気持ち打ち明けた。

 ソン・スンホンは「ファンのみなさんが差し入れとして食べ物や小包をたくさん送ってくださったが、軍に持ち込むことができず、この福祉施設‘愛が花咲く家’に週末を利用してファンの方と一緒に行き、お渡しした。そこである方(障害者)が「軍隊は大変でしょう?でも私は軍隊に行きたくても行けない」と言いました。その話がとても心に残り、健康な自分は本当に恵まれていると感じました。そして除隊後、できれば、あの方々と共に幸せを分かちあいながら生きたいと思いました」とボランティア活動でのエピソードを語った。

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