「ソン・スンホンはスケートに、チャン・ヒョクはウエイトトレーニングに」
同じ日に軍隊を除隊したソン・スンホンとチャン・ヒョクの軍隊生活の裏話が話題だ。2人は寒く苦しい前方(38度線)での勤務にどのように耐えたのか。
ソン・スンホンは偶然の機会にスケートの楽しさを知った。入隊する前は全くスケートを滑ることができなかったという。軍入隊後、軍生活になかなか慣れることができずにいた時、部隊対抗のスケート大会があるということを知り、スケートを習い初めたが、軍生活2年の間に特技として挙げることができるほど上達した。
上兵だった昨年の冬には4つの連隊が競い合うスケート大会に出場し、1等を獲得したという。ソン・スンホンが服務していた歩兵連隊の階級別代表8人のうちの1人に選ばれ、リレー競技でも見事優勝した。
ソン・スンホンはまた、人知れずボランティア活動も続けた。部隊の関係者によると、ソン・スンホンは部隊近くの「愛の花が咲く家」という知的障害者の施設を日曜日ごとに訪ね、ボランティア活動を行った。15日に除隊した後も、最後のあいさつをしに行き、また会う日を約束したとされている。
チャン・ヒョクは真面目な勤務態度と気さくな性格で部隊の人気者だったという。ある関係者によると、チャン・ヒョクが入隊した後、殺伐とした部隊に兵士のためのジムが誕生した。民間人統制線内にある部隊の性格上、周りの環境条件が悪く、チャン・ヒョクは部隊員と余暇を活用して体力トレーニングに励んでいたが、それを見た部隊がその熱心さを買って、トレーニングの機器を支援することにしたという。チャン・ヒョクはジムで後輩兵たちに運動の方法を教えるなど、模範的な上級兵だった。
除隊する日、むしろ髪をより短く切ってきたチャン・ヒョクは、「新たにスタートする気持ちになるために髪を切った。軍隊で仲間たちと服務しながら、内面的により成熟したと思う」と話した。