ソン・イルグク「『朱蒙』出演延長は無理…ストレスで円形脱毛症に」


 視聴率50%台も目前という人気最高潮のMBC時代劇『朱蒙』に主演するソン・イルグクが、25話分の放送延長について自身の口で明言した。

 15日午前、全羅南道羅州のロケ現場で『朱蒙』を撮影しているソン・イルグクは、スターニュースとの電話インタビューに答え、出演延長は不可能という考えを語った。これまで所属事務所や関係者を通じ、出演は延長できないと表明してきたが、本人が直接口にしたのは今回が初めて。

 ソン・イルグクは「最も大切なのは、視聴者との約束。出演延長は事実上、不可能」と語った。

 彼は「このドラマは当初、60話だった。私は視聴者との約束を守りたい。『朱蒙』放送延長について、最近インターネットで実施されたアンケートで分かったとおり、ほとんどの視聴者が延長に反対している。最も大切なのは視聴者。視聴者にとても愛されているのだから、その皆さんを失望させたくない」と語った。

 そして「私の母も女優だ。何回か出演して得られる出演料が本当に貴重だという時代もあった。共演している俳優の中には、延長で手にする出演料が大変貴重だという方もいる。殺陣やスタントをする方も、時代劇1本に1年の収入がかかっているというほど、多くの金銭的な利益を得られる。こうしたことにも、私は悩んだ」と、つらい心境を告白した。

 ソン・イルグクは「実際、『朱蒙』キャスト・スタッフの中で出演延長を望んでいる方が半数、望まない方も半数くらいだ。あらゆる利害関係などが私を苦しめた。判断・決定は難しかった。延長が決まり、それについて私に視線が集まったため、つらく、苦しんだ」と言う。

 だが「最も大切なのは視聴者。視聴者の皆さんが延長を望んでいない」と重ねて強調した。

 「精神的にも撮影がとても大変だ。私はプラス思考の性格なので、これまで大きなストレスはなかったが、延長に関しては大変なストレスになった。そのせいか髪が抜けてしまい、ツメくらいの大きさの円形脱毛症初期症状まで出てしまった」という衝撃的な事実も明らかにした。

 ソン・イルグクの関係者は「ソン・イルグクは延長放送に関し悩んだあげく、出演不可能という結論を下し、14日にMBCに通知した。ソン・イルグクはこれまで、『朱蒙』で自分を俳優として輝かせてくれたMBCに対する礼儀や、延長出演に口頭で同意した共演者たちに申し訳ないという思いから、悩んできた」と述べた。

 ソン・イルグクのこうした意思表明に対し、MBC側は延長を決め、ソン・イルグクを最後まで説得する姿勢を見せている。

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