ヒョンビン、新ドラマで少年から男に

　ヒョンビンが少年から男になった。真っ白な肌は弾力のある浅黒い肌に変わり、まなざしも深みを帯びた。透明だった瞳はメラメラ燃えるような大人の色を放っている。

　これは13日に初放送されるKBS2新しい月火ドラマ『雪の女王』でのヒョンビンの姿だ。8日午後、ソウル龍山iパークモールで行われた初回放送の記者試写会で、ヒョンビンの変身が電撃的に公開された。

　このドラマはアンデルセンの童話をもとに、無名ボクサーのテウン(ヒョンビン)と冷たく高飛車なポラ(ソン・ユリ)の特別な恋物語を描く。

　ニュージーランドの雪景色を背景に始まる同ドラマの中で、ヒョンビンは最初のシーンからその変身ぶりを実感させる。イ・ヒョンミンプロデューサーの作り出す映像美と、成熟した男に変身したヒョンビンが完璧な調和をみせ、最初のシーンからため息がもれる。

　一部ファンはドラマを見ながら嘆声を連発させた。それだけのことはある。上空からのシーンはヘリコプターから撮影され、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のスタッフも参加したもの。1日の撮影費用は5000万～6000万ウォン(約629万円～754万円)におよんだ。撮影当時、ヒョンビンは限りなく広がる砂漠のような雪の上を歩いたために凍傷になったという。

　ヒョンビンはこの日、「『雪の女王』により一層成熟した演技を見せたい」とし、「視聴率は気にせず、特別な恋物語を描きたい」と抱負を語った。

　『雪の女王』は現在、予告編だけで人々の注目を集めることに成功している。ドラマのホームページには初回放送に対する期待に満ちた書き込みがズラリと並んでいる。ほとんどのファンは「ヒョンビンの大人っぽい姿に驚いた。変身した姿を見るのが楽しみ」と異口同音に期待の言葉を書き残している。

　昨年7月に最終回を迎えたMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』でさわやかなイケメン男の魅力を存分に発揮したヒョンビンが、『雪の女王』ではどんな演技を見せるかが期待される。