パク・ヨンハがアドバンテクノロジース(以下アドバンテク)の株式を大量に取得する。アドバンテク系列会社のティンガ・エンターテインメント株主でもあるパク・ヨンハは、今回の持分取得を機に、アドバンテクの日本内事業を支援する計画だ。
6日、証券業界によると、パク・ヨンハ氏は2日、ブルーコードが保有しているアドバンテクの株式45万株のうち、11万株を取引終了後の時間外大量売買により、1株当たり3550ウォン(445円)で買収した。また、この日も取引開始以前の時間外大量売買を通じて9万株を1株当たり3550ウォンで追加で買い入れた。これまで買い入れた株の総額は7億1000万ウォン(約8910万円)に上る。
パク・ヨンハはアドバンテクの持分48.70%を保有しているティンガエンターテインメントの株式4000株(4.5%)を今年5月に2000万ウォンで取得し、現在も保有している。パク・ヨンハはアドバンテクの日本内事業を支援するため、アドバンテクの持分を取得したとされている。
アドバンテクの関係者は「パク・ヨンハはブルーコードが保有しているアドバンテクの持分全量を買い入れる意があるが、ブルーコード側が20万株だけを処分することにした」とし、「韓流ドラマ『冬のソナタ』で日本で人気を集めているパク・ヨンハが今回の株式取得を機に、ティンガエンターテインメントの事業に関与し、アドバンテクの日本でのビジネスも積極的に支援する計画だと聞いている」と伝えた。
この関係者はまた、「パク・ヨンハは事業に関心がある」とし、「デジタル額縁などさまざまな種類の事業をアドバンテクと共同で行う計画」と話した。
アドバンテクは1997年、台湾アドバンテク社と映画の合作投資の形で設立した会社で、産業用のハードウェアプラットホーム、エンベデッドOS事業、セキュリティー装備およびシステム部門といった3つの事業部を持つ。アドバンテクは2001年、コスダックに上場した後、赤字を出したことが1度もなく、2006年上半期以降実績が好転している。