米ハリウッドで、映画『グエムル-漢江の怪物-』(監督:ポン・ジュノ)のリメーク版が制作されることになった。
2日、スクリーンインターナショナルとバラエティーは、2日「米国サンタモニカで開幕されたアメリカンフィルムマーケット(AFM)で、ユニバーサルピクチャーズ社が『グエムル』のリメーク版権を購入した」と報じた。
両誌によると、海外セールスを請け負ったシネクリックアジア、ヴァーティゴ、ゴールドサークルフィルムズを通して契約が結ばれたが、監督や作家など具体的なことについてはまだ決まっていないとのこと。
スクリーンインターナショナルは「韓国映画『グエムル』のリメーク戦争で、ユニバーサルが勝利した」という記事を掲載し、リメーク版権をめぐるハリウッド制作会社のし烈な競争模様について伝えた。また同誌によると、その結果20世紀フォックス、プランB、プロデューサー・マイク・ザ・ルカなどの制作会社を抑え、ユニバーサルピクチャーズ社のリメーク版権購入が決まったという。
1300万人近い観客を集めた『グエムル』は、韓国型怪獣映画とSF映画を合わせた新ジャンルの作品で、海外から高い関心を集めた。ポン・ジュノ監督は、『グエムル』が韓国で公開される以前に「ハリウッドの有名制作会社をはじめ、複数の会社からグエムルのリメーク版権の販売契約について提示されている」と打ち明けたこともあった。
SF怪獣映画というハリウッドお得意のジャンルを、ポン監督独自の視点で作り上げた『グエムル』は、トロント国際映画祭などでも北米圏から高い関心を集めた。マグノリアピクチャーズの配給で来年2月から米国で公開される予定だ。